renovation-reform’s blog

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リフォームで間取り変更をする場合に意識したい動線のこと

リフォームで間取り変更をする場合には、まず計画をしっかり立てることが大切です。間取り変更は大掛かりな工事・費用がかかるプランから、比較的簡単にできるコースもあるため、どのような間取り変更をしたいかを考えた上で、リフォームプランを立てていきましょう。

 

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間取り変更をする際に動線を意識する必要性


暮らしやすい間取りにするためには動線を意識すべきことはご存知でしょうか?
間取り変更の目的は人によってさまざまですが、どのような目的であっても暮らしやすさを意識することが大切です。せっかくリフォームしても以前と比較して生活しにくくなってしまったら意味がないですし、快適な空間ではなくなってしまいます。

特に家事をする人のための動線を考える必要があります。キッチンと洗濯スペース、ベランダの動線がスムーズに移動できるレイアウトであれば、家事も効率的に進められます。作業の負担も軽減されるでしょう。家事は基本的に毎日行うべきものですから、炊事や洗濯などのしやすい間取りに変更することが大事です。

 

間取り変更リフォームをするために知っておくべき建物の工法の特徴


間取り変更リフォームではやれることとやれないことがあります。特に建物がどの工法で作られているかによって変わるため、間取り変更リフォームをする際には工法の特徴をおさえておくことが大切です。

 

ツーバイフォー


ツーバイフォーとは19世紀にアメリカで考えだされた工法のスタイルです。
2×4インチの部材を中心に作られていることからこのように呼ばれるようになりました。ツーバイフォーの特徴は柱や梁で支える構造になっていない点です。壁で支える構造になっています。耐震性を高めるのにプラスといわれています。

ただし間取り変更リフォームする際には制約が伴うかもしれません。壁で支えているため、壁を撤去するのが難しいです。もしリフォーム依頼するのであれば、ツーバイフォーの住宅を多数取り扱ったことのあるリフォーム会社を見つけましょう。

 

木造軸組工法


日本家屋の伝統的な工法です。木材で柱・梁を作ることで骨組みを構成する方法です。そして金物を筋交いで補強し、住宅を建築していきます。木造軸組工法の場合、比較的自由にリフォームできるところが魅力です。間取り変更もしやすいでしょう。またほとんどのリフォーム会社で対応できるため、依頼するところの選択肢も豊富です。

 

RC工法


いわゆる鉄筋コンクリート工法と呼ばれる手法です。網目状に鉄筋を組み、型枠の中にコンクリートを流し込むことで住宅を作ります。耐久性や耐火性に優れるといわれています。RC工法はさらに柱や梁で支えるラーメン構造と壁と床によって支える壁式構造に分けられます。
壁で支えている壁式構造の場合、壁の撤去の難しい部分もあります。間取り変更リフォームを希望するのなら、ラーメン構造の住宅のほうが自由度は高いです。

 

鉄骨工法


耐震性や耐久性に優れた工法です。鉄骨工法の中でも、重量鉄骨造とプレハブ工法ともいわれる軽量鉄骨造があります。両者を比較すると、重量鉄骨造のほうが間取り変更リフォームの自由度も高いです。軽量鉄骨造りの場合、壁が建物を支えている構造です。この耐力壁の撤去は難しいですから、間取り変更するといっても制約が伴います。

 

家事をしやすくする間取り変更


冒頭に紹介したように、間取り変更リフォームをする際には家事動線を重視したほうがいいです。効率的に家事仕事ができる間取りにするためには、水回りをできるだけ近くするのがおすすめです。洗濯機は洗面所などに置いている家庭が多いでしょう。キッチンと洗面所が近くにあれば、炊事と洗濯を同時並行にやりやすくなります。また洗濯機はベランダの近くに置けるような間取りにするといいでしょう。そうすれば洗濯物をスムーズに外に干すことができます。

洗濯機にアイロン、掃除機など現代の家事作業には家電が欠かせません。そこで間取り変更をする際には、そのスペースの中で使用する家電もイメージしておくといいでしょう。もし多数の家電を使用するスペースであれば、コンセントの数を増やすなどのリフォームも検討するといいでしょう。夜間の作業もやりやすいように必要に応じて、照明の調整もリフォーム会社と打ち合わせするといいです。

 

間取り変更リフォームをする際の注意点


間取り変更リフォームは何でもできるわけではないです。その部材を撤去することで建物の強度がダウンしてしまう工事はできません。上の後方でも紹介したように、壁によって建物を支えている住宅の場合、その壁の撤去はできません。柱と柱を組み合わせて作られているような典型的な日本家屋であれば、比較的自由にリフォームできます。ただしそのような建物でも耐力壁は建物を支える重要な箇所ですから撤去はできないので注意しましょう。


子供が大きくなって子供部屋が必要、子供が独立したので間取りの見直しをしたければ、リフォームを検討しましょう。間取り変更リフォームは規模によって工期や費用も違ってきます。リフォーム専門業者としっかり打ち合わせをして、納得できる工事を進めましょう。"