renovation-reform’s blog

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<h1>全面リフォーム中の仮住まい先はいつから探すべき?</h1>

全面リフォームをする上ではリフォームをしながら住み続けることができるのか、仮住まいをするとしたら、いつからどのような場所を選べば良いのか、家財の置き場はどこが良いのかなど悩みを抱える方は少なくありません。直前になってこのようなことで慌てないためにも、全面リフォームを検討する際にはリフォームの間、家族がどうやって暮らすのかあらかじめ考えておく必要があります。リフォームのことだけでなく、リフォームの間の暮らしも考えてみましょう。

 

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仮住まいが必要なときとは?

 

全面リフォームは、しばらく自宅を離れて仮住まいをすることが必要になる場合があります。外壁や内装、設備など規模が大きなリフォームは大きな騒音や振動があります。工事そのものだけでなく、廃材の運び出しや材料の搬入などで大工や職人が出入りを繰り返しますし、資材や工具の置き場が必要で、そのために生活空間が狭くなり、移動の制限もあります。

 

住みながらリフォームをするのは無理?

 

全面的なリフォームは騒音や振動だけでなく、ライフラインである水道や電気の供給を止めることがあります。また、工事に携わる大工や職人にとっても、住人のプライバシーや財産に配慮しながら、工事を進めることは大変なことです。スムーズに工事をしてもらうためにも、リフォームを早く終わらせる方が得策です。

 

仮住まい先の種類

 

仮住まい先には、賃貸物件、ホテル、ウィークリーマンション、UR住宅があります。工期の長さやご家族の人数、年齢によってもメリットとデメリットがあります。仮住まい先によっては、お子さんの学校や職場までの通学通勤に大きな変更があります。どの程度であれば許容範囲なのか、ご家族でよく話し合うことが大切です。

 

賃貸物件

 

現在の住まいの近くの賃貸住宅であれば、住環境があまり変わらず、通勤通学の心配もありません。家具や荷物の移動が楽というメリットもあります。ただし、賃貸物件を数ヶ月単位で借りることのできる物件は少なく、選択肢が多くありません。また、敷金、礼金なども必要になります。

 

ホテル

 

家族の人数に宿泊日数をかけた金額になりますので、期間が長いとかなりの高額になります。自炊もできず、食費もかさみます。家具などの荷物の搬入はできませんので、宿泊代とは別にトランクルームを借りる必要もあります。

 

ウィークリーマンション

 

ウィークリーマンションは週単位で借りることができます。リフォームが長引く場合は、マンスリーマンションでも良いでしょう。ウィークリーマンションよりもマンスリーマンションの方がやや安くなります。賃貸住宅のように敷金礼金がなく、借りたい日数分だけの支払いですが、その分、賃料が割高になります。長期での入居は想定されていない間取りのため、家財道具がすべて搬入できない可能性もあります。

 

UR住宅

 

敷金礼金がなく、3ヶ月以上であれば短期の居住も可能な場合がほとんどです。間取りも一般的な賃貸住宅と同じものが多くなります。ただし、収入によって入居できるか決まるので必ず入居できるとは限りません。郊外にある場合が多く、現在の生活環境が大きく変わる可能性があります。

 

仮住まい先はいつから探すべき?

 

リフォームに必要な解体の作業が始まる前までに、家財道具の移動を済ませておかなければいけません。工務店と日程についての調整は細かくしておきます。工事が始まる前までに資材などが運び込まれることがないか、あれば引っ越し作業に差し障りがないか確認します。

 

賃貸物件に仮住まいをする場合は、自分で探すか、工事を請け負う工務店に不動産会社を紹介してもらう方法があります。自分で探す場合は、賃貸物件を扱うポータルサイトや周辺の不動産会社を利用して探しますが、短期の契約は個人では難しいのが現状です。工務店から不動産会社を紹介してもらうとスムーズです。リフォームを請け負ってもらう時に、仮住まい分の上乗せをして契約するやり方もありますので、リフォームを依頼する工務店に仮住まいについて相談すると良いでしょう。

 

仮住まいをする際の注意点

 

仮住まいをすることを決めたら、次に住まい探しとなりますが、物件を探す際にはいくつかの注意点があるため、生活への支障を最小限に減らすためにも慎重に選ぶようにしましょう。

 

お子さんの学区を確認しましょう

 

お子さんがいらっしゃる場合、学区の確認が必要です。仮住まい先は長期滞在となりますので、一年以内の仮住まいであれば、住民票を移す必要がない場合が多く、学区が違ってもお子さんの転校の必要もありません。ただし、学校へ仮住まいであることは伝えておく必要があるでしょう。また、仮住まい中に違う学区の学校へ通学する場合が届け出が必要です。

 

工期が伸びる場合がある

 

やむを得ない事情で、当初の見込みよりも工期が伸びる可能性があります。万が一、工期が延びた場合、仮住まい先がどうなるのかを事前に調べておきましょう。賃貸住宅などで、すでに次の借主が決まっているようなことがあるかもしれません。工期が伸びた場合について、あらかじめ仮住まい先の貸主と話し合っておきましょう。

 

荷物が入りきらない場合がある

 

仮住まいへ移動する場合、どうしても家具や荷物が入らない、預け入れ先がない時はトランクルームを借りると便利です。トランクルームには、1つのコンテナに全ての荷物を入れるコンテナ式と倉庫の一部を仕切る形でスペースを貸し出している倉庫式があります。

 

トランクルームは、防犯、空調などカビや湿気への配慮、汚損の恐れがないなど、実際に足を運んで確認して決めます。仮住まい中の荷物ですから、急に必要になる場合があるかもしれません。アクセスや出し入れのしやすさも考慮すると良いでしょう。コンテナ式は、鍵があればいつでも出し入れができますが、倉庫式は倉庫会社の営業時間内しか出し入れできないなど、トランクルームごとに違いますので、荷物の量や大きさ、自分たちの生活にあった場所を選びます。

 

 

全面リフォームをする場合の仮住まい先や荷物の預け入れ先は、リフォームが決まったら早めに決めましょう。家財道具を移動させるための荷造りと引っ越し作業も必要です。リフォームを依頼する工務店と、リフォームの内容だけでなく、仮住まいの相談や工期が延びた場合の取り決めなども忘れずにしておきましょう。