renovation-reform’s blog

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涼しい家にするためにはどのような工夫をすると良い?

毎年夏になると猛暑が続き、エアコンの使いすぎで光熱費が高くなるだけではなく、冷房が原因で体調が優れないことも少なくないでしょう。暑い夏場でも室内で快適に過ごすことができるように、家の中が暑くなってしまう原因や涼しい家にするためのポイントなどをおさえて、涼しい家づくりを意識してみてはいかがでしょうか。

 

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暑い家になってしまう原因とは?

 

猛暑が続く夏場はエアコンがないと熱中症などのリスクが高まってしまうのですが、家の中が暑くなってしまう原因は気温だけではありません。まず家の中が暑くなってしまう原因として挙げられるのが風通しの悪さです。不在がちなことからいつも家の窓は締め切っているという家庭の多いのではないでしょうか。特に日当たりのよい部屋などは風通しが悪いとすぐに部屋の中に熱がこもってしまい、こもった熱はなかなか冷めないので、日が落ちても部屋の中は暑いままになってしまいます。秋になり外は涼しいのに家の中は暑いという場合は風通しの悪さが大きく影響していることも多いです。またパソコンやテレビ、冷蔵庫など家電製品が出す熱気も部屋の温度を上げてしまう原因になります。

 

外から帰ると部屋の中に熱がこもっていることでモワッと感じてしまうという場合、風通しや家電製品だけではなく、家の構造も関係しています。マンションやアパートの場合、鉄が使用されていることで屋根や壁などの温度が太陽光によって上がってしまい、室内の温度が上がってしまいます。

 

涼しい家にするメリット

 

家の中を涼しく改善することで、暑さをできるだけ感じずに過ごすことができるだけではなく、他にもメリットはあります。最も大きなメリットとして挙げられるのが、光熱費の節約です。夏になるとエアコンの電気消費量を少しでも少なくすることができるように、こまめにオン・オフを繰り返したり、設定温度を高くしたり工夫をしているという人も多いのですが、近年は省エネ家電が広く普及していることや気密性の高い住宅が増えていることから、自動運転モードでつけっぱなしにしておくことで電気料金を節約することができるなどの工夫もあります。それでも冷蔵庫やテレビ、照明など他の家電に比べると夏場の一般家庭で最も電力を消費しているのはエアコンです。

 

エアコンを使って室内の温度を下げる際にもともとの室温が高ければ高いほど消費電力は大きくなり、電気料金も上がってしまうので風通しをよくして室内にこもった熱を冷ますだけで光熱費の節約につながります。

 

涼しい家にするために取り入れるとよいアイテム

 

室内の温度を下げて涼しい家にするために、まずは太陽光を遮る工夫をしてみましょう。太陽光を遮ることで室内の温度上昇を防ぐことができます。手軽に取り入れることができるものとしては、すだれや遮光カーテン、緑のカーテンなどがあります。ホームセンターやネット通販などで手頃な価格で購入できるので、窓が多いという家庭でも取り入れやすいです。さらに暑さを和らげる手軽な方法としては打ち水もあります。午前中の涼しいうちに打ち水をすることで室温の上昇を防ぐことができます。ヒートアイランド対策の一貫として夏になると商業施設や公共の施設などで取り入れられているのを見かけます。

 

また家電から出る熱も工夫次第で改善することができます。例えばパソコンなどの家電から出る熱はサーキュレーターや扇風機などを利用することで上手く室外に逃がすことができ、室内に熱がこもるのを防ぐことができますし、照明も室内の温度を上げてしまう原因になるので熱を帯びないLED電球に変えることで温度上昇を防ぐことができます。

 

涼しい家にするコツ

 

涼しい家にするコツは、外の熱を室内に入れることなく、室内で冷やした空気を外に出さないことで、断熱性と気密性を上手く利用することです。また熱がこもってしまった場合は風通しをよくすることで室内の温度上昇を防ぐことができます。手軽に取り入れることができる方法もいいけれど、根本的に住宅を見直したいという場合は、暑さ対策のリフォームがおすすめです。

 

涼しい家づくりに欠かせないのが断熱リフォームです。断熱と聞くと冬の暖かさをイメージしますが、夏に涼しい家をつくるのも断熱です。断熱リフォームは窓だけを変えるなど小規模なリフォームから壁や屋根など大規模なリフォームまでさまざまです。

 

例えば、屋根に断熱シートを設置したり、断熱材を施工することで夏になると2階が暑いという悩みを解決することができますし、外壁や窓などのリフォームをすることで冷暖房費の節約につながります。また断熱材は入っているが劣化していることもあるのでリフォームをすることで新しい断熱材に取り替えることができます。断熱リフォームを検討している場合はリフォーム会社に相談をしてどんなリフォームが必要なのか、家全体の効率を見て検討するようにしましょう。

 

 

暑い夏を快適に過ごすために、風通しをよくしたり、家電の熱や太陽光の熱を防いで涼しい家づくりを意識してみましょう。快適に過ごすことができるだけでなく、エアコンの消費電力を抑えて夏場の電気料金の節約にもなりエコにも繋がります。